サムネール、ラフとは？（編集プロダクションで使う用語解説）
編集プロダクション ロックスターのコラムです。
コラム:サムネール、ラフとは？（編集プロダクションで使う用語解説）
ジャンル：用語解説
サムネールもしくはラフとは、編集者がデザイナー（アートディレクター）にページをデザインしてもらうために、写真やイラストなどと一緒に渡す、デザインの指示書のことです。
編集者によって、または出版社や編集プロダクションごとに呼び方はことなりますが、たいていサムネール（サムネ）、ラフ、ときどき絵コンテなんていう風に呼ばれたりもします。
編集者はこのサムネールを使って、ページにたいしてどの写真をどの程度の大きさで使うか、文字量はどの程度必要なのか、すっきりしたページにしたいのか、逆に賑やかなページにしたいのか、企画意図にたいして、どんな雰囲気にしたいのかなどをデザイナーに伝えます。このサムネールですが、原寸大だったり逆にA3の用紙に数百ページ分が収まるほど小さかったり。編集者によって書き方がさまざまです。
そして好まれるサムネールの形も、デザイナーによって違います。
大事なのは形ではなく、サムネールを通じて完成のイメージをデザイナーと共有できるかどうかです。