編集プロダクションの業務内容とは?(基本編・その7)
編集プロダクション ロックスターのコラムです。
コラム:編集プロダクションの業務内容とは?(基本編・その7)
ジャンル:編集プロダクションの業務内容
面白いのはその新人編集者に施される教育が、どうやら「会社として」というよりも、「出版業界として」の意味合いのほうが強いのではないかと思われる点です。
そういったタイプの編集プロダクション出身者に会社の思い出話などを聞いてみると、皆一様に「賃金をもらいながら働く学校のような会社だった」と言います。
「学校みたいなもの」ですから当然、「卒業」するひとも「ドロップアウト」するひともいるようです。
新卒で入社した社員が、指導者の立場となり、髪が白くなるまで働いているかと思えば、先生(上司)に反発ばかりした上にある日突然会社を飛び出していくものの、数年後編集者になってクライアントとして会社に挨拶に来た(笑)など、聞けば聞くほどまるで、学校です。
出版業界には、ひと昔前まで業界全体で新人の面倒を見ているようなところがあったそうですが、そういった古き良き時代の出版業界の体質を、良い意味で現在まで引きずっている編集プロダクションなのでしょうね。