編集プロダクションで働くメリットとは?(その7)
編集プロダクション ロックスターのコラムです。
コラム:編集プロダクションで働くメリットとは?(その7)
ジャンル:編集プロダクション知識
編集プロダクション勤務の編集者のやりがいって、何なのでしょうか。
それは至極、自己満足に近い世界なのではないかと思います。
最近でこそ本や雑誌の奥付に編集プロダクションや担当者の名前が載ることも多くなってきましたが、本来でしたら完全な黒子、縁の下の力持ち的な存在の仕事です。
労働条件がよく、給与も抜群に高く、なんとなく文化的な雰囲気薫る大手出版社勤務のエリート編集者の対局にあり、社会的なステイタスは皆無。
世の中には編集プロダクションの存在すら知らない人がたくさんいることに愕然とするなんて、しょっちゅうです。
ただ仕事が一つの形となり、本や雑誌として書店にならんだとき、編集者は何ものにも変えがたいほどの喜びを感じるといいます。
手にとって立ち読みをしている人がいれば、その人の雰囲気から持ち物から、どこにどう興味をもってどのページを多く眺めていたか、次にとる本は何かなど、じっくりと観察しています。
形になった仕事が社会的にどう評価されるか、身近なところで観察できるのも、メリットの一つといえるのではないでしょうか。