編集プロダクションの業務内容とは?(編プロ、広告制作会社比較編・その4)
編集プロダクション ロックスターのコラムです。
コラム:編集プロダクションの業務内容とは?(編プロ、広告制作会社比較編・その4)
ジャンル:編集プロダクションの業務内容
問題は、その社内のデザイナー(もしくはアートディレクター)の作風が、編集者であるあなたの求めるデザインと、一致しないときに起こります。
「商業デザインに作風なんてない。
どんなものにも対応できるのがデザイナーだ」と反論するデザイン関係者も多いかと思いますが、それは思い込みというものです。
隠そう隠そうとしても、そのデザイナーの作風、持ち味、らしさ、といったものは、常にデザインににじみ出ているものです。編集者としての経験があるひとならよくわかると思いますが、デザイナーに作風を変えてほしいとは、なかなか言いにくいものです。
あなたにそのつもりはなくても、人格否定のように受け取るデザイナーもいるでしょう。では、出来上がってきたものを黙って受け入れていればいいのか?
こんどは編集として思い通りのものを仕上げることができないという、別のフラストレーションが溜まります。
もしこれがフリーのデザイナーを相手にしているならば、それほど悩む必要はないのです。
作風なんて、外注するデザイナーを選ぶ時点で片付いているべき問題なのですから。