編集プロダクションは最初のうちは雑用ばかり
編集プロダクション ロックスターのコラムです。
コラム:編集プロダクションは最初のうちは雑用ばかり
ジャンル:編プロのアレコレ
雑誌や単行本を製作したいと夢見て、編集プロダクションに入ったは良いものも、理想と現実のギャップに耐え切れず直ぐに辞めてしまう方を良く見かけますが、大変勿体無いことです。
この業界で一人前になろうという志を持って仕事に取り組むと、初年の雑用作業はとても勉強になりますし、この業界というものを知ることも出来るので、辛くても2年は続けて欲しいですね。
ちなみに、私が思う一番精神的に厳しい作業は記事の校正作業でした。数百ページに渡る文章をただひたすらに読み続けなければなりません。
内容にばかり気を取られてしまいますと、ミスに気付かないこともあるので本当に大変でした。文章をワードや、文字校正ソフトなどに掛けたりもしますが、やはり、それだけでは100%ではないのでどうしても人の目に頼る事になってしまいます。
しかも、絶対と言って良いほどミスは許されません。誤字脱字といったものは読み手にとってはとても不快なものですし、普段そういったミスがないので、目だってしまい、印象に残ってしまいます。
誤字があるといった問い合わせも多くきます。勿論複数人で何回もチェックはするのですが、見落としてしまう時は見落としてしまいます。校正チェックは本当に辛かったです。
ですが、他の作業に関しては割と楽しみながら行う事が出来ました。この業界を長く続けていくには、仕事を楽しいと思わなければやっていけません。雑用でも何でも最初少しだけ我慢してみましょう。