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編集プロダクションの業務内容とは?(実務編・その3)

編集プロダクション ロックスターのコラムです。

コラム:編集プロダクションの業務内容とは?(実務編・その3)

ジャンル:編集プロダクションの業務内容


冒頭の面接の1シーンで話題となっていたこのDTP問題ですが、実は、編プロに限らず中規模程度の出版社でも、編集者がDTPを行う会社は割と多いようです。

実はこれ、制作費削減といった問題以外にも、ここ十数年で印刷のシステムがガラリと変わったことに起因しているんですよね。

編集者、デザイナー、DTPオペレーター、製版会社、印刷会社、ついでにカメラマンなど、それぞれに求められていた仕事の作業範囲が微妙に変化しているんです。

具体的には、今まで製版会社と印刷会社が引き受けていた作業を、その他が分担して行っている感じです。

例えば、冒頭の会社のようにDTPを編集者が担当する会社もあれば、デザインだけしていればよかったはずの、デザイナーが行う会社もある。

カメラマンですら、データ納品が主流になってきた現在では、ポジ時代は製版会社が調整していた色補正を、カメラマン自身がパソコン上で行う、といった具合にです。

「作業は倍増したけれども、支払われるギャランティーに変化なし」というのが、ここ数年この業界でよくつぶやかれている愚痴です(笑)。

>>編集プロダクションの業務内容とは?(実務編・その4)

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